警察官は多い方が良いけれど…現実は
今回統合された2つの交番は、これまで『南側のエリア』を味噌天神交番が、『北側のエリア』を新屋敷交番が担当していました。
「限られた人員で対応する」ための交番の統合で、担当エリアは拡大した一方、警察官の数は減り、手薄にならないのでしょうか?
実際に配置されている警察官の数は公表されていませんが、仮に、統合前の交番にそれぞれ「5人」いたとして考えてみます。
すると、統合されたエリアの合計人数は「10人」→「8人」に減りますが、いざという時に出動できる最大人数は「5人」→「8人」に増えることになります。

つまり…
▼統合前(2つの交番に5人ずつ所属):それぞれのエリアで事件が発生した場合、真っ先に現場に向かえる人数は「最大5人」
▼統合後(1つの交番に8人所属):統合されたエリアで事件が発生した場合、真っ先に現場に向かえる人数は「最大8人」
として、熊本県警は「初動で対応できる人数は増えた」と説明しています。
また、廃止した新屋敷交番の周辺について、県警は「熊本中央警察署の『自動車警ら係(パトロールをする部署)』とも連携しながら影響が出ないようにする」としています。