初代総理大臣・伊藤博文の生まれた家でかやぶき屋根のふきかえ作業が始まりました。
光市の伊藤公記念公園には初代総理大臣・伊藤博文が生まれ、6歳まで過ごした家が復元されています。
わらなどを材料にしたかやぶき屋根が特徴です。
しかし南側の屋根に雨漏りが確認されたため、市は、梅雨をむかえるのを前にふきかえることにしました。
南側の屋根がふきかえられるのは、11年ぶりです。
萩市の「茅ぶき屋根保存修理組合」の職人7人が屋根にのぼり、古いかやをはがしていきました。
この一面だけで、1.5トンほどのかやが使われるそうです。
昔ながらの手法でふきかえるため、機械は使わず、すべて手作業で行います。
”職人の勘”だけが頼りです。
しかし、かやぶき屋根のふきかえができる職人は年々減ってきているということです
茅ぶき屋根保存修理組合 品川石和 代表(70)
「だんだんかやぶき屋根も、文化財とかそういうものじゃないと無くなってきてるんで、民家はほとんどありませんから、そういうところで技術が伝承できたらなと思っているところです」
すべてのかやを外したあと下に敷かれた竹を組み替え、新たなかやを敷いていくそうです。
職人の技で、どんな姿に生まれ変わるのでしょうか。
ふきかえは5月28日まで行われる予定です。
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