霧島市と姶良市の沖合いに、毒性の強い有害プランクトンです。鹿児島県は漁業被害が出るおそれがあるとして、鹿児島湾に赤潮警報を出しました。
県によりますと、鹿児島湾で確認されたのは、毒性の強い有害プランクトン「ヘテロシグマアカシオ」です。霧島市の隼人沖や姶良市の加治木沖など、鹿児島湾の奥で確認されました。
海水温の上昇と、今後、大雨で栄養となる成分が川などから流れ込むことが予想されるため、県は22日、鹿児島湾に赤潮警報を発表しました。今のところ、県に被害の情報は入っていません。
県は漁業関係者に、海水の色や養殖魚の状態に気をつけるとともに、エサやりを止めるなど対策を呼びかけています。
鹿児島湾では去年、赤潮で養殖ブリなどが死に、1億円を超える被害が出ました。