大分県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、今週に入って前の週より2円近く下がりました。さらに22日からは政府の定額引き下げ措置もスタートします。

資源エネルギー庁によりますと、19日時点での県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は187.7円で、前の週より1.9円値下がりしました。ハイオクも2.0円、軽油も1.6円値下がりしています。

さらに政府は価格を抑えようと22日から定額引き下げ措置をスタートさせます。ガソリンの店頭小売価格が全国平均で5円引き下がるように補助金を支給し始め、1週間ごとに1円ずつ、最大10円まで補助します。

しかし、価格の引き下げはすぐに反映されるわけではありません。

(県石油商業組合・永岡壯三理事長)「小売店ではすでに在庫があります。メーカーさんから新しい商品を仕入れてそのときに値段が安くなるという形」

補助金は石油元売り会社に出荷した分に対して支払い、ガソリンスタンドにすでにある在庫分の販売が終わってから小売価格に反映されます。

(永岡壯三理事長)「ただこれは長い期間を使って徐々に値段を下げていくという制度設計になっていますので、慌てて買いに行くということがないようにしていただければと思います」

石油情報センターは今後の見通しについて値下がりを予想しています。さらに、在庫が切り替わり、政府の補助が小売価格に反映されるには2週間程度かかるということです。