青森県内では田植えシーズンの最盛期を迎えるなか、つがる市の幼稚園児が昔ながらの手作業での田植えに挑戦しました。

田んぼのあぜ道を元気よく歩いてくるのは、つがる市の育実幼稚園の年長組17人です。

20日は食育の一環で工藤康記さんの水田を借りて「青天の霹靂」の田植えを体験しました。

ほとんどの園児が田んぼに入るのは初めて。

素足に感じる感触に悲鳴をあげながら、ひざ下まで泥に浸かり、昔ながらの手作業で苗を植えていきますが、なかには足をとられ尻もちをつく子どもも。

泥まみれになりながらも、田植えをやり遂げていました。

園児は
「たのしくない!どろまみれになるから」
「うえるのはじめてだった!」
「すべってすごいぬれた!」

園児たちはこのあと、手を離しても自動運転で田植えができる最新の機械とシステムを見学し、驚きながら農産物の生産の大切さや苦労を学びました。

今回植えた苗は、9月下旬の収穫時期まで園児たちが観察を続け、秋には収穫したコメをおにぎりにして食べることにしています。