なぜ備蓄米が流通しないのか

まず、政府の備蓄米「約21万トン」が放出されました。次に、JAなどの集荷業者・卸売業者・外食や小売店に流れていきます。

しかし、その流れの中で小売店に届いている備蓄米が10%とわずかしかないため、一般消費者が備蓄米を見かけることが少ないのです。

私の取材では、当初はこのJAなどの集荷業者にコメが1か月ぐらいとどまり、そこから卸売業者に届いて1週間から2週間。流通の手配なども難しいということもあり、なかなか小売店に届かないようです。

このような状況から、備蓄米制度を見直すべきだという声が上がっています。