愛媛県新居浜市在住で色彩豊かな動物の絵画で知られる自閉症の画家、石村嘉成さん。きょう(21日)大阪・関西万博の会場を訪れ、来場者の前で版画制作を行いました。

現在開催中の大阪・関西万博の会場です。

きょう、新居浜市の伝統文化や、地元ゆかりのアーティストを紹介するイベントに石村さんがゲストとして招かれました。

(画家 石村嘉成さん)
「初めての関西万博に来ました、イエーイ」

約500人が集まった会場で披露したのは、公開の版画制作です。版木に黒いインクをつけ赤や黄色を塗った和紙を重ねていきます。

こすり合わせていくとハクトウワシの輪郭が浮かび上がり作品の完成です。

(観光客)
「始まる前からワクワクしてたんですけど、本当に元気をもらえてよかったです」

(外国人観光客)
「とてもかっこよかった。凄い!と思うほど。本当に印象的。いつか彼の展示を見に行けたらと思う」

(画家 石村嘉成さん)
「最初はドキドキしましたけど、楽しい思い出を作ることができてよかったです。思うように作れてバッチリでしたー!」

日本での開催は20年ぶりとなる万博。石村さんもいつもとは一味違う作品制作を楽しんだようです。