気象台は、桜島で連続噴火が発生していると発表しました。

桜島の南岳山頂火口では、20日午後7時45分に発生した50分継続して連続噴火となりました。最高噴煙高度は火口から1700mでした。

桜島で連続噴火が発生したのは、今月16日以来です。桜島では今月12日からの山体の膨張が続き、爆発・噴火が相次いでいます。

21日の定時の降灰予報では、火口から主に北東方向に降灰が予想されています。

噴火警戒レベルは3の入山規制が継続しています。

一連の火山活動について、京都大学火山活動研究センターの中道治久センター長は、「去年1年間あまり噴火しなかったことと、ここ最近、桜島は若干収縮、沈降気味だった。それを急に補うように、元に戻すような感じでマグマが入ってきた」との見方を示した上で、「大正噴火級の噴火は考えられないが、噴火は数日間つづく」としています。