導入から18年が経過した大分県立高校の全県一区制度について、19日検証委員会が開催され、5月中にも県教育長に協議の結果を答申することになりました。
県教育委員会は県立高校の全県一区制度のあり方について検証するため、学識経験者や教育関係者といった外部有識者による検証委員会を設置しています。

委員会では当初2024年度末に答申を行う予定でしたが、公立高校の志願倍率の低下や私学の無償化など高校教育を取り巻く環境が大きく変化していることから延長して議論を進めてきました。
非公開で行われた19日の最終会合では答申案について修正や追加の意見が出されそれを反映した形で近くまとめる予定です。
(検証委員会・住岡敏弘委員長)「大分県の高校を魅力的にして生徒たちに満足感を与えられるような学校にしたいという点では、意見が一致していたので多様な方の意見を踏まえた上で本当に良いものが出来たのではないか」
検証委員会は5月中を目途に県教育長に答申する方針です。