今年で30回目となる宮崎国際音楽祭は、18日、フィナーレを迎え、29日間の日程を終えました。
宮崎に、世界の音楽が響き続けて30年。音楽祭の歩みを振り返ります。

国内外トップクラスの演奏家たちが集う宮崎国際音楽祭。毎年、多彩なプログラムで観客を魅了し、今年で30回の節目を迎えました。

1996年「宮崎国際室内音楽祭」として始まる

その始まりは1996年3月。
県立芸術劇場の名誉館長だった故・青木賢児氏や、ヴァイオリニストの徳永二男氏が中心となって、日本を代表する音楽祭を目指し、「宮崎国際室内音楽祭」として立ち上げました。

室内音楽祭には、「ヴァイオリンの神様」といわれた故・アイザック・スターン氏が第1回から6回までのすべてに出演。
音楽祭の名を広く世に知らしめる大きな力となりました。