空腹は我慢できても
トイレは我慢できない
■生活用水の確保が一番困る!

東日本大震災に関する市民アンケート調査より
仙台市が行ったアンケート調査によると、震災後、自宅で生活する中で不自由と感じたことは「断水でトイレ・風呂などの生活用水の確保が困難」で、49.9%とほぼ半数の人が挙げています。
■ビニール袋+新聞紙=災害用トイレ
災害への備えは「食べること」の心配をしてしまいがちですが、一番備えてほしいのは「トイレ」です。
トイレに行く回数を減らすために水分を控えると、脱水症状になるなど体調を崩すことにもつながります。

▼他にも…
・汚物は消臭ビニール袋に!
・目隠しになるポンチョのようなものも必要!
・下水管が破損していることがあるので、安全が確認されるまでは水が使える場合でもトイレは流さない!
▼プラス・アドバイス!
・誰のために備えるのかを明確に!
女性、高齢者、子どもなど。配慮すべきことは様々です
・車の中で被災することも考え、車の中にも携帯トイレを備えておきましょう!
ドライブ時の渋滞などの際にも役に立ちます
・上手に使えるように一度は試して、使いやすいものを備蓄しよう!
・普段からオムツと生理用品は、使い慣れたものを多めに買っておこう!
避難所ではなかなか手に入りません。携帯用ビデも備えておくと便利
・トイレットペーパーは日ごろから多めに買っておこう!
・和式トイレの練習を!
避難所では和式トイレの場合も
アドバイザー

アベナオミ
(イラストレーター)
宮城県在住 1歳児育児中に東日本大震災を経験、防災士資格を取得。子育てママの視点で衣食住「インドア防災」を発信。