新茶のシーズンを迎えた中、大分県佐伯市では江戸時代から続く「釜炒り茶」を生産者が冨高市長に贈呈し、今年の出来栄えを報告しました。
佐伯市の特産因尾茶と宇目茶は、釜炒りと呼ばれる伝統的な製法で作られたお茶で、深い香りとさっぱりとした味わいが特徴です。

19日は地元の生産者が佐伯市役所を訪れ、新茶を冨高国子市長に贈りました。今年はまとまった雨がなく、去年より生産量が少なくなったものの、例年通りの品質に仕上がったということです。冨高市長は「大切な産業を全力で応援します」と激励しました。
(本匠因尾茶生産組合・小野隆寿組合長)「お茶生産の98%が煎茶で、あとの2%が釜炒り茶です。飲まれていない方は一度飲んでいただきたい」
24日には、本匠振興局で「新茶まつり」が開催され、釜炒り茶の試飲や販売などが行われます。