コンセントの穴の秘密…音響マニアには常識?
山内キャスター:
コンセントの2つの穴の形にも、実は違いがあります。

街の皆さんに聞いてもほとんど知りませんでしたが、神保電器 技術開発部長の藤田昌宏さんは「右と左のサイズが違うんです」と教えてくれました。

見てもあまりわかりませんが、向かって右側(100V)が7ミリで、向かって左側(0V)が8.7ミリと、約2ミリの違いがあります。“三苫の1ミリ”ならぬ、コンセントの2ミリです。いったい、どのような理由があるのでしょうか?
プラグを挿し込むとき、だいたいの家電は左右の穴が違う大きさなのにそのまま入ります。しかし、あるメーカーやある国のものは、プラグの大きさが少し違っています。
たとえば北米製の音響機器などのプラグは、左右それぞれの電圧に設定されているため、挿し違えるとノイズが発生してしまいます。そこで間違えないように、コンセントの穴の大きさも変えてあるようです。
音響マニアの方にとっては普通のことかもしれませんが、神保電器の藤田さんは「プラグを逆さまに挿すことを防ぐ配慮のため」と話していました。