桜島では16日も噴火や爆発が続き、鹿児島市街地でも灰が降ったところがありました。ロードスイーパーも出動しています。

現在の桜島の様子です。噴煙は北方面に流れています。

桜島では15日から噴火や爆発が相次ぎ、昨夜9時40分ごろには噴火に伴う空気の振動=「空振」も確認されました。鹿児島市吉野の住宅に取り付けた監視カメラにもその音が…

空振は火口から10キロほど離れた鹿児島地方気象台でも観測され、今回と同じ程度の空振は去年10月以来ということです。

15日から16日未明にかけて17時間に及ぶ連続噴火のあと、16日も昼までに3回の爆発を含む6回の噴火を観測。午後0時半過ぎから再び連続噴火が発生しましたが、午後4時に噴火は基準未満となりました。

ロードスイーパーも出動した鹿児島市吉野です。火山灰が降り続いて視界は悪くなり、車にも灰が積もっていました。

「朝からずっと降っている、もうどうしようもない」

こちらの保育園でも灰のそうじに追われていました。

「もう朝から何回も掃き掃除をするが、まきあげてどんどん積もってくる。急なドカ灰でうんざり」

子どもたちは、16日外遊びをする予定でしたが室内遊びに変更しました。

Q.なんで外で遊びできなかった?
(子ども)「灰が降ってきたから、目が痛いの」

「遊びたかったお外で。おにごっこかくれんぼ(したかった)」

気象台によりますと、12日から続いた山体膨張は15日の噴火で一時、止まりましたが、15日夕方から再び膨張が観測されています。気象台は「活動は活発だがレベル3の範囲内」としています。