宮崎県を含む九州南部の梅雨入りが発表されました。平年よりかなり早い梅雨入りです。
今週末、運動会が予定されている学校も多く、影響が心配されます。

16日の九州南部は、九州付近に伸びてきている梅雨前線の影響で雲が多く、所々で雨が降っていて、この先1週間もくもりや雨の日が多くなる予想です。

このため、気象庁は、16日、宮崎県を含む九州南部が梅雨入りしたとみられると発表しました。

平年より14日とかなり早く、去年より23日も早い梅雨入りです。

今後見直しがなければ、沖縄と奄美地方の両方より早く梅雨入りとなるのは、1951年の統計開始以来、初めてとなります。

(気象庁の担当者)
「例年ですと、梅雨前線帯はこの5月の半ばは、沖縄奄美地方のところに位置することが多いですが、今年は緯度帯が高くて九州地方の方に前線が伸びてきているという特徴があります。(その要因は)南の高気圧が強いことと、偏西風の北への偏りという2つを考えております」

(加藤沙知アナウンサー)
「きょう、全国で最も早い梅雨入りを迎えましたが、街の皆さんはどのように感じているんでしょうか。」

(加藤AN)「梅雨入りと聞いてどのように感じられますか?」
(街の人)
「梅雨入りなの?これから鬱陶しい季節になりますね。ちょっと嫌な季節です。」
「梅雨にしてはちょっと早すぎるんじゃないですか。沖縄はまだ梅雨入りしてないでしょ。なんで?」
「お出かけとかが大変になるかなって感じ」
(加藤AN)
「雨がいやな人?」
(子ども)
「はい!」

また、雨の影響が心配なのが…

(三浦功将記者)
「こちらの中学校では、あすの体育大会に向けて練習が進められています」

宮崎市教育委員会によりますと、市内では17日と18日の土日、小学校と中学校のあわせて19校で運動会や体育大会が予定されているということです。

宮崎西中学校では、17日朝、実施するかの判断をすることにしています。

(宮崎西中学校 宮越勝志教頭)
「天気予報とにらめっこして、とにかく心配で心配でならない毎日を過ごしています。どうしても熱中症対策でこの時期にしか体育大会がもうできないので、天気が回復することを願ってます」

県内では、16日夜から18日にかけて、局地的に積乱雲が発達するおそれがあり、雨の降り方や落雷、竜巻などの激しい突風に注意が必要です。

宮崎市のとある中学校では、グラウンドの水はけが悪いため安全面を考慮して、学級対抗リレーだけを16日に実施したということです。