桜島では、きょう16日も噴火や爆発が続いています。灰は北方向に流れています。【画像で見る】桜島のきょう・あすの降灰予報

桜島では15日から噴火や爆発が相次いでいます。16日12時41分から継続していた連続噴火は、16日16時00分に基準未満となりましたが、断続的に爆発や噴火が続いています。

▼16日15時00分から16日22時までの降灰量は鹿児島市、薩摩川内市、日置市、姶良市では少量となり、降灰は鹿児島県薩摩川内市まで予想されます。

16日22時までに予想される降灰量は各市町村の多いところで次のとおりです。 少量   鹿児島市、薩摩川内市、日置市、姶良市

桜島ではレベル3の入山規制が継続中で、気象台は「活動は活発だがレベル3の範囲内」としています。

■今後の桜島の火山活動 専門家は

噴火が続く桜島について専門家は「降灰を伴った噴火が今後も数日は続く」と話し注意を呼びかけています。

(京都大学火山活動研究センター 中道治久センター長)「火山灰が出つつ桜島は膨張しているということは新しいマグマが入ってきている」

京都大学・火山活動研究センターの中道治久センター長は桜島の活動について「大噴火が起こるような状況ではないが噴火は数日間つづく」と見ています。

(京都大学火山活動研究センター 中道治久センター長)「連続的に灰が出るという噴火をずっと続けるか、それが止まったとしても1回1回爆発して噴火するというのを続けると思う」

今後も多量の降灰が予想されるため対策が必要と呼びかけます。

(京都大学火山活動研究センター 中道治久センター長)「すぐ灰を除去するとか片付けるとか。雨が降ってくるので重くなる。風下になると灰がまた降ってくる。そうすると視界が悪くなることがあり注意しなきゃいけない」

灰は16日このあと、火口から北の姶良市加治木方向に流れる予想です。気象台はマスクなどで対策し、徐行運転を心掛けるよう呼びかけています。