年間3300時間の時間外勤務短縮につながることが見込まれます。

このほど鳥取県米子市は、市役所本庁舎などの開庁時間を今より45分短縮し、午前9時~午後5時に変更すると発表しました。
今年11月から試験的に行います。

米子市によりますと、現在の開庁時間は午前8時半~午後5時15分ですが、これを45分間短縮し、午前9時~午後5時に変更します。

対象は市役所本庁舎、淀江支所、ふれあいの里など9つの施設で、今年11月から試験的に実施し、来年4月から本格的に実施する予定だということです。

開庁時間短縮の主な狙いは、
▼質の高い行政サービスを維持するための業務の効率化 
▼職員の時間外勤務を減らすことで、定着率の向上や人材確保につなげること、などです。

市が行った調査では、マイナンバーカードの普及で来庁者が減少していることや、来庁者の実に95%が午前9時~午後5時の間に来庁していることが明らかになり、開庁時間の短縮を決めたということです。

米子市では、45分の短縮で、窓口業務を担当している部署の時間外勤務を年間約3300時間、時間外勤務手当を約640万円削減できると見込んでいます。