富山・長野・新潟に忍び寄る“影”

イネカメムシは7年ほど前から急増し、今のところ県内では生息が確認されていませんが、2024年は石川県や福井県でも初確認され、その勢いは37都府県に及んでいます。

富山県農業研究所病理昆虫課 向野貴養 課長
「富山県内でも(イネカメムシが)みられるようになった場合は、防除時期を現行の穂揃期と傾穂期だけでなく、防除時期も検討しないといけない」

富山県農業研究所によりますと、カメムシは飛んだり荷物に付着したりして遠くに移動するため、生息域の拡大を防ぐのは不可能だとして、新しく確認された場合は、農薬を散布する防除時期の見直しが必要になるとしています。