北陸新幹線の敦賀より先、大阪までのルート問題で、政府・与党が決定した小浜・京都ルートをめぐって京都府内から反発が上がっていることについて、石川県の馳浩知事は2026年度の着工に向けて年内に結論を出すよう改めて強調しました。
石川県・馳浩知事(12日)「万が一大きな前提が崩れる場合には、10年前に議論があった「米原ルート」も検討してほしい」

12日に都内で開かれた北陸新幹線の建設促進大会で、こう迫った馳知事。
政府・与党が決定した小浜・京都ルートについて、京都府内での根強い反発や建設費の高騰、さらに工期の延長を受け、米原ルートを再検討するよう求めました。

しかし、滋賀県の三日月大造知事が「米原ルートは望んでいない」と発言するなど、沿線各県の賛同を得られず、米原ルートの再検討は決議文に盛り込まれませんでした。