事件の捜査や行方不明者の捜索などをしている警察犬の競技大会が、広島市で行われました。
競技会には普段は民間の訓練士と暮らしているシェパードやゴールデンレトリーバーなどの嘱託警察犬22頭が参加しました。

競技は、匂いを選別する種目と犯人役の警察官の逃走経路を見つける種目です。匂いを選別する種目では、嘱託警察犬が5枚並んだ布から、同じ匂いがする布を選んで嗅覚の精度を競いました。
記者
「嘱託警察犬が臭気選別で実際に使用しているガーゼをお借りしました。匂いをかいでみますが。全く違いが分かりません」

足跡追及では正確性を競います。犯人が残した遺留品を発見すると、証拠の状態を保つため、咥(くわ)えるのではなく「伏せ」をして知らせます。
警察犬の指導者 二星卓哉さん
「嘱託犬の出番というのはここ最近はすごくすくなくなってきているですが、依頼があれば要望に答えられるように頑張りたいなと思います」
警察は、今後も嘱託警察犬と指導者に現場での活躍を期待したいとしています。