はしかに感染した県外の患者が今月11日に長野県軽井沢町の飲食店を利用していたことが分かり、県は、接触した可能性がある人たちに対し注意を呼びかけています。

県によりますと、県外で「はしか」の感染が確認された患者1人が、「感染可能期間」とされる、発症の1日前から熱が下がってからの3日の間に、軽井沢町の飲食店を利用していました。

店を訪れたのは、今月11日の正午から40分程度で、店名は明らかにしていません。

ウイルスの生存期間は2時間以下とされていて、おおむね正午から午後3時までに同じ店内に滞在した人は感染の可能性があります。

はしかはウイルス性の感染症で、感染力が非常に強く高熱や発疹などの症状が出ます。

県は、はしかが疑われる症状が出た場合は事前に医療機関に連絡をした上で、速やかに受診するよう呼び掛けていますが、店を明らかにしていないため該当するか不安な場合は県へ問い合わせてほしいとしています。

県内では、このほか、伝染性紅斑(こうはん)いわゆる「りんご病」の患者数が増加しています。

県内では、11日までの1週間で1医療機関あたり1.8人と例年より高い水準にあり、注意が必要です。