連続噴火4時間以上続く

15日午前10時45分に桜島の南岳山頂火口で発生した噴火は、連続噴火となり、午後3時現在も継続しています。この連続噴火で、最大で火口から3000mの高さまで噴煙が観測されました。午後3時現在、噴煙の高さは2200mで、やや多量の噴煙があがっています。【画像で見る】桜島の降灰予報 時間帯別に灰が予想されるエリア・方向を見る

午後9時まで現在の噴火が継続した場合、午後3時から午後9時までに鹿児島市(桜島)では多量の降灰があり、降灰は宮崎県日南市まで予想されます。

予想される降灰量は各市町村の多いところで次のとおりです。  
多量  鹿児島市(桜島)  
少量  垂水市、鹿屋市、曽於市、霧島市、大崎町、志布志市、姶良市、東串良町、 肝付町、都城市、串間市、日南市、三股町、宮崎市

12日から続いていた山体膨張は

気象台によると、桜島では、12日午後8時頃から島内に設置している傾斜計や伸縮計で山体膨張を示す地殻変動が観測されていました。

きょうの連続噴火にともない、山体は収縮に転じているということです。ただ、12日からの膨張は完全に解消されておらず、気象台は連続噴火が続くとみています。

噴火警戒レベルは3の入山規制が継続中です。

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