枕崎市の鹿児島水産高校で実習船「薩摩青雲丸」が、航海実習に旅立ちました。

(実習生)「一流の技術を身に着けるため、支えあって乗り越えていきます」

実習に使われるのは全長65メートル、総トン数およそ700トンの「薩摩青雲丸」です。

航海実習は年に3回、海洋技術科と機関技術科の生徒が航海術や魚を獲るための操業技術を学ぶために行われます。

今回は1年生13人と2年生9人、それに船長らあわせて42人が乗船し、台湾付近でマグロはえ縄漁を行ったり神奈川県の三崎港や愛媛県の今治港など国内6か所に寄港しながら60日間実習を行います。

(実習生)「緊張や不安な気持ちはあるが、楽しみという気持ちも大きい。はえ縄漁でマグロを獲るのが楽しみ」

(実習生)「専攻科生に上がったので、スキルを求められてくるので、ひとつひとつこなせるように挑みたい」

そして、在校生およそ300人や保護者らに見送られながら出港しました。生徒たちは7月7日にたくましくなって枕崎港に戻る予定です。