宮中行事の「新嘗祭」に広島県から献上するコメの田植え神事が広島県北広島町で行われました。
ことし広島県からコメを献上するのは、北広島町の集落法人「ファーム阿坂中」です。
14日、献上米を育てるおよそ20アールの田んぼに関係者が集まり、田植え神事が行われました。3メートル四方の祭田に早乙女姿の女性がコシヒカリの苗を植えました。
ファーム阿坂中 平岡正矢 組合長
「おいしいおコメを収穫し、皇居にお納めしたいと思います。暖かいご支援を今後ともよろしくお願いします」
最後に地元の女性たちで作る田楽団が豊作を祈る伝統芸能「田楽」を披露しました。
新嘗祭は、天皇が神々に収穫を感謝する宮中行事です。この儀式のために全国各地の農家がコメやアワを献上していて、県内では毎年、集落法人連絡協議会の推薦を受けた集落法人が担当します。
ファーム阿坂中 平岡正矢 組合長
「諸先輩方が守って来た土地なので、それを守っていく、それが報われたことなのかな。うちらは安心安全なおコメをおいしいおコメを作っているので(それを献上したい?)献上したいし、皆さんに食べて頂きたいなと思っています」
田植えは後日行われ、9月上旬ごろ収穫される予定です。