長野県のブランド品種「信州サーモン」の稚魚の出荷が、安曇野市で始まりました。
水槽に入れられていくのは、去年12月にふ化し体長7センチほどに育った「信州サーモン」の稚魚です。
安曇野市明科の県水産試験場で今年の出荷が始まり、養殖業者のトラックへ移されていきました。
「信州サーモン」は、ニジマスとマスの一種「ブラウントラウト」を交配した県独自のブランド品種で、開発した県水産試験場だけが稚魚を出荷することができます。
県水産試験所 重倉基希研究員:「例年と比べても遜色ないサイズですし、泳ぎを見ても元気に泳いでいるので良い稚魚になった」
今年は7月にかけて県内の28の業者のもとへ過去最高のおよそ45万匹が出荷され、2年~3年かけて養殖されます。