本格的な夏を前に、潜水士と機動救難士が訓練を行いました。訓練には新人の海猿も参加しました。
第十管区海上保安本部には潜水士と機動救難士があわせて19人いて、14日の合同訓練にはそのうち12人が参加しました。
訓練は夏の海のシーズンを前に、毎年この時期に合同で開いています。14日は貨物船内で急病人が出た想定で、担架やロープなどを使って救出する手順などを確認しました。
14日は新人潜水士2人も参加しました。去年研修を終え、潜水士になった榊田直晟さん(27)と平原拓哉さん(25)です。2人は、船に閉じ込められた急病者を担架で救助する訓練に取り組んでいました。
(巡視船さつま配属 榊田直晟潜水士)「どうしても自分の良いところを見せようとして緊張してしまい、あまり良い動きができなかった。ゆくゆくは現場で通用できるように訓練に臨んでいきたい」
(巡視船さつま配属 平原拓哉潜水士)「これからは十管区の海難事故への対応をしっかりできるよう、日頃の訓練を通して誠心誠意参りたい」
十管管内では、昨年度潜水士や機動救難士が出動する海難事故が102件発生しています。