配達員の飲酒の有無を確認する「法定点呼」が全国の郵便局で不適切だった問題を受けて、九州運輸局は大分県内で初めて、別府郵便局に立ち入り検査に入りました。
貨物自動車運送事業法に基づき13日、九州運輸局による立ち入り検査が行われたのは別府市の別府郵便局です。

検査の対象となるのは九州では6か所目、県内では初めてです。日本郵便では4月全国の75パーセントにあたる2391の郵便局で配達員の飲酒の有無を確認する「法定点呼」が不適切だったと公表し国交省に報告していました。
九州では全体のおよそ85パーセントにあたる424の郵便局が不適切とされていて、九州運輸局は対象となる郵便局に順次立ち入り検査を実施しています。
局員への聞き取りや記録の確認などを行い、違反が確認されれば配達車両の使用停止といった行政処分などを検討するとしています。