信州人も待望する新茶。お茶どころ・静岡県では4月から取引が始まっています。

初日はやや少なめだったとのことですが、高級ブランド茶「高嶺の香(たかねのはな)」には1キロ当たり88万円の最高値がつきました。

これは「リーフ茶」の世帯ごとの消費量。若者のお茶離れなどから年々減少しています。業界にとっても全国的な抹茶ブームは明るい話題です。


静岡市の生産者:「ここは当園の抹茶をつくるの碾茶畑」

この生産者は17年前から静岡市で抹茶の原料となる「碾茶(てんちゃ)」を栽培しています。

現在は年間10キロほどですが、抹茶需要の高まりから生産量を増やしていきたい考えです。

静岡市の生産者:「抹茶がブームになるのはとてもうれしい。静岡でも抹茶ができると全国、世界に広がればもっとPRできる」


長野市・善光寺の門前でも抹茶スイーツは大人気です。

2年前にオープンしたこの店の看板メニューは、マスカルポーネクリームと抹茶をぜいたくに使ったティラミス。


パフェはゼリーやシロップ、アイスクリームなどまさに「抹茶尽くし」です。


お湯の温度にも気を遣い、茶せんで丁寧にたてた本格的な抹茶も味わうことができます。

抹茶ファン:「抹茶ティラミス食べました。抹茶が濃くておいしかったです。(抹茶スイーツは)甘すぎないところが好きですね」

抹茶ファン:「甘いんですけど苦みもあっておいしいです。(抹茶スイーツは)結構好きでよく食べます」

善光寺でも外国からの観光客は多くこの店でも半分以上が外国人、という日もあるそうです。


抹茶館 小澤莉子さん:「海外のお客さんがお店の外に並ぶことも結構多くあります。抹茶の人気度はすごいと思います」

子どもからシニアそして外国人まで、抹茶人気は幅広い層に定着しているようです。