「赤字国債」の発行で国際的な信用度を失う?
井上キャスター:
減税に対し後ろ向きな背景には、財源と効果があるようですが、これまでの政府の説明を聞くと、自分たちがやりたい政策については、兆円規模の予算を組み財源を出しますが、後ろ向きなものに対しては、財源がないことを言い訳にしているようにも受け取れます。
ターゲットについても、食料品などの軽減税率の引き下げを行えば、低所得者にリーチするような気がします。

文芸評論家 三宅香帆さん:
今トランプ大統領の関税に関する話から、国債がどれぐらい信用を失うと、価値が変わってしまうのかが、日本もアメリカを見て、身にしみてもわかったところがあると思います。
たしかに、赤字国債を出すと国債の信用度が下がり、日本もアメリカと同じように国際的な信用度を失い、それによりまた物価が上がるんじゃないかという怖さを感じたりはします。
TBS報道局政治部 中島哲平 官邸キャップ:
自民党は、今それに対して非常に懸念しています。赤字国債を発行することで、国債の信用度が下がり、日本の経済の悪化につながったり、財政破綻といった問題にも繋がりかねないことを非常に強く訴えています。
井上キャスター:
国債を発行しすぎると、借金が多くなり国際的な信用を失うんじゃないかという懸念もありますよね。
文芸評論家 三宅香帆さん:
どれくらい国債の信用度と物価が関係してるのか、よくわからない方も多いと思います。

TBS報道局政治部 中島哲平 官邸キャップ:
国債を発行すると、IMFといった国際機関からも財政に対して問題視されることがあります。いくら国債が積み重なると財政破綻になるのかは、一概に数字で言えないのが難しいところではありますが、少なくとも楽観視していいものではないと思います。