訓練中に消火バケットが落下し重大インシデントに認定された大分県の防災ヘリについて、12日から運輸安全委員会による追加調査が始まりました。
豊後大野市の県央空港に12日、追加調査に訪れたのは運輸安全委員会の事故調査官2人や機体メーカーの担当者5人です。

この重大インシデントは4月4日、訓練中の県の防災ヘリから竹田市の稲葉ダムに消火バケットが落下したものです。
運輸安全委員会は今回、消火バケットと機体との接合部分など具体的な調査を開始しました。
(運輸安全委員会事務局・白瀬正健航空事故調査官)「おおよその原因というものをいくつか絞り込む形ができている。機体側の状況を改めて詳細な確認を行うことと、周辺の状況など調査を進めていきたい」
県の防災ヘリは捜索や救命救助活動が4月26日から再開されているものの、消火活動については再開時期が未定です。