来年4月1日から自転車で交通違反した場合、反則金が科せられます。鹿児島県警は12日、駅前で法改正や交通安全を呼びかけました。
現在、自転車で携帯電話の操作など「ながら運転」した場合、6か月以下の懲役か10万円以下の罰金が科せられるなど、いわゆる「赤切符」が適用されています。
しかし、道路交通法改正により、来年4月1日から自転車にも反則金制度、いわゆる「青切符」も導入されます。
「赤切符」は警察・検察・裁判所の手続きが必要ですが、「青切符」は警察のみの手続きのため、県警は「手続きの簡素化で取り締まりが強化され、交通安全につながる」としています。たとえば「ながら運転」の反則金は、1万2000円の見込みです。
県警は12日、鹿児島市のJR谷山駅で安全運転を呼びかけました。
「(青切符が始まることは)知らなかった」
「多分まだルールがわかってないところがある。しっかり守っていきたい」
(県警本部交通企画課 澤村麻弥課長補佐)「自分自身が加害者とならないように注意していただきたい」
県警によりますと、鹿児島県内では去年までの5年間に、自転車の運転中に事故で13人が死亡しています。