物価高が続く中、今お買い得なのが「マグロ」です。
太平洋でのクロマグロの漁獲枠が拡大し漁獲量が増えたことで、価格が下がっています。
クロマグロ 安値で安定
その希少さから、“黒いダイヤ”とも呼ばれる「クロマグロ」。
そんなマグロの卸売価格(豊洲市場4月25日~5月1日)は、2024年より1割以上安くなっています。
都内のスーパーではー

スーパーアキダイ 秋葉弘道社長:
マグロは全体的に非常に流通量が増えて価格が下がってきているイメージがありますね。バチマグロとかもありますし。
養殖の本マグロは安定している分、値段はそんなに下がらない。
ただ漁獲量の枠が増えたことによって、今まであまり出回らなかったいわゆる「メジマグロ」という本マグロの子どもも出回っています。
非常に美味しくて安いマグロが平年よりだいぶ安く買えるという場面があると思いますよ。
特売する場面は増えています。

ーー安値はどのくらい続きそうですか?
秋葉社長:
しばらくの間は安いと思いますよ。
コメンテーター 中村仁美:
安いうちにマグロを買います。やっぱり調理が楽なので。今日は「漬け丼」にしようと決めました。また上がっちゃうかもしれないですもんね。
コメンテーター 土屋礼央:
最近鉄火巻をスーパーで買おうとしたとき、「本マグロ」って書いてある鉄火巻があったんですけど、他のマグロと値段がほぼ一緒なんですよ。本マグロはなかなか食べられないから美味しかったですね。
カツオ・ホタテは高騰傾向

ーーマグロ以外の魚はどうでしょうか?
秋葉社長:
「カツオ」は庶民の魚というイメージがありますけど、ちょっと高いんですよね。
大体2割から3割は仕入れ値が上がっています。
アキダイでは、カツオ100gあたりの値段が平年230円程ですが、この日は299円(税込み)となっていました。
ーーカツオの価格高騰の理由は?
秋葉社長:
黒潮大蛇行などで、海水温がなかなか上がってこない。漁獲量が非常に少ないという状況です。海水温がある程度上がるまでは駄目じゃないですかね。
また、「ホタテ」も高騰しているといいます。
秋葉社長:
ホタテは異常に高いですよ。仕入れ値が3倍ぐらい。
100gあたり980円(税込み)で売ってますけど、1500円ぐらいで売らないと本当は合わないですね。これは海外でも人気がかなり上がってるのが理由でしょうね。
日本食の中でもホタテの人気があって、アメリカに輸出している量も多いです。
逆にお買い得なのは、価格が安定している養殖の銀鮭や、天然のブリ。
▼「銀鮭(養殖)」333円/100g ※平年398円
▼「天然ブリ」299円/100g ※平年並み
秋葉社長:
ブリは天然なので獲れない時もありますけど、しばらくの間は安く出回ると思いますよ。