韓国で来月の大統領選挙に向けた公式な選挙運動期間がスタートしました。野党の候補がリードし、与党の候補らが追う展開となっています。

記者
「きょうから韓国では、来月の大統領選挙に向けた公式な選挙運動期間がスタートしました。候補者らが第一声を上げています」

来月3日の大統領選挙は非常戒厳を宣言した尹前大統領の罷免に伴うもので、きょうから公式な選挙運動期間に入りました。

世論調査では、前回の大統領選挙で敗れた革新系・最大野党「共に民主党」の李在明氏が独走する展開となっていて、きょうの出馬式にはおよそ2万人が集まりました。

野党「共に民主党」 李在明氏
「国民の皆様の熱望と命令に必ずお応えします」

一方、保守系・与党「国民の力」は劣勢に立たされています。一旦、公認した候補を強引に差し替えようとしたことで党内に混乱が広がり、選挙への影響が懸念されています。

与党「国民の力」 金文洙氏
「民主主義はとても難しいが、必ず勝つ」

今回の選挙戦はこの2人の候補を軸に展開される見通しで、激しい戦いが予想されます。