イスラエル軍が侵攻を続けるパレスチナ自治区・ガザでは上下水道施設の85%が破壊され、深刻な水不足に直面しています。

給水車を追いかけ、車の周りに集まる子どもたち。両手いっぱいに給水タンクを持っています。現地の水道当局は10日、イスラエル軍による攻撃で水道施設の85%が破壊され、230万人以上の住民が影響を受けていると明らかにしました。

「本当に苦しいです。飲み水も、手を洗う水さえもありません。水を飲むことができましたが、子どもたちは喉の渇きで死にそうです」

なかには、飲み水が手に入らず、海水を飲む住民もいるとのことです。

イスラエルは3月にガザへの支援物資の搬入を停止、電力供給も遮断され、水道インフラに影響を及ぼしていて、人道状況が深刻化しています。