これからの白浜観光 カギは”個人が立ち寄れる店”か

 熱海同様かつては多くの団体客が訪れる温泉街だった白浜町。専門家は個人客をターゲットにした店がまだまだ少ないといいます。確かに、町内を歩くと観光客の姿はあっても個人が立ち寄れる店は多くない印象で、空いたままのテナントも目立ちます。

 こうした現状を変えようと取り組んできた店があります。海水浴場すぐそば、町の中心部にある飲食店「ミルク&ビアホール九十九(つくも)」。白浜で水揚げされたシラスのピザや近隣で採れた野菜だけを使ったサラダなど地元食材の料理が自慢です。白浜の町の現状にオーナーは次のように話します。
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 (ミルク&ビアホール九十九 古久保寿樹さん)「このお店があるのが『銀座通り』で飲食店が並んでいますが、食べ歩けるかといったら、まだまだたくさんではない。『これがいい』『これを食べてもらいたい』という熱量のある小さなお店が増えていくことが白浜には必要だと思っています」

 白浜町がより魅力的な観光地に生まれ変わるために。パンダがいなくなるというピンチがそのきっかけになるのでしょうか?