ピンチをチャンスに!『すべての生き物が主役』のアドベンチャーワールド

 『パンダのまち』からパンダが消える…このピンチをチャンスに!駆け込みのパンダファンが集うアドベンチャーワールドは、今こそ「ほかの動物の魅力を知ってもらうチャンス」ととらえています。

 (アドベンチャーワールド 広報・北村あすかさん)「パンダだけでなくたくさんの動物たちが暮らしていて、それぞれが、だれもが『キラボシ』という存在。動物たちの魅力に気づいていただけたらとてもうれしいです」

 約120種、1600頭の動物が暮らすアドベンチャーワールド。どれも「キラボシ」、スターぞろいだという生き物たちのところへ案内してもらいました。
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 まずは全国有数の広さがある「サファリワールド」。マレーバクやキリン、シロサイなど大型動物に歩いてすぐそばまで近寄ることができます。パンダの観賞では体感できない距離感です。

 そして、パンダと同じ黒と白のかわいい生き物もいます。それはペンギンです。8種類約500羽という飼育数は日本最大級で、国内2か所でしか見られないエンペラーペンギンもいます。
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 さらに、自慢はイルカショー『マリンライブ』。10頭を超えるイルカが水の中を駆ける、そして跳ぶ!客席が埋まるほどの大人気イベントです。

 (来園者)「パンダ以外もよかったです。サファリもよかったし、イルカもよかった。(Qパンダが今後いなくなって大丈夫かと言われていますが?)いなくてもまた来たい」

 実は、アドベンチャーワールドで過去、最も人気があった「スター」はシャチ。しかし2005年にいなくなって以降、「すべての生き物が主役」という方針を打ち出していました。パンダ返還というピンチが迫る今こそ、この理念が大事だといいます。
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 (広報・北村あすかさん)「(Qパンダだけじゃないということ?)そうですね、たくさんの動物に出会って、それぞれの動物がそれぞれの魅力を持っているので、たくさん発見して心が躍るようなときを過ごしていただきたいと思っています」