高校生が、なぜ、いま反戦歌を作るのか

プロジェクトに参加する高校生の三栖さん。なぜ、いま反戦歌を作るのでしょうか。

三栖さん
「(終戦から)80年経っているわけなんで、日本では時間が経っていく中で戦争の意識が薄れるのは良くないことである。被害者の方もいますし、『戦争はいけない』っていう意識が薄れていくのも良くないことだと思うので、『よしやろう』というふうになりました」

♪「家路」より
「きっと流れた血には人生があって
もげた足には帰る家があるから
やめにしようもう僕らは疲れたんだ
広がる空に願いを叫んで
世界にいつか花びらが散ったなら
僕は君のこともっと大事にできる気がしたんだ
僕は君とならずっと歩いて行ける気がしたんだ」

「楽曲を通じ自分の意見を持ってほしい」プロジェクトメンバーの思い

上村彩子キャスター:
想像していた反戦歌とは違いました。聞きやすい現代風のメロディーに乗せて身近に感じたこと、そして、ネットでの争いなど、本当に等身大の歌詞で表現していましたね。

喜入友浩キャスター:
だからこそ、しっかりとまっすぐに心に届く感覚がありました。

令和の反戦歌プロジェクト「from00」のメンバーは「いまはSNSで戦争の映像を見ることができるが、『戦争はいけない』と声をあげない。楽曲を通じて戦争に対し、自分の意見を持ってほしい」とお話されています。

上村キャスター:
自分の視点を持ち、自分の言葉で発信するのは本当に素晴らしいことですよね。音楽を通じて、共感や対話の輪が広がってほしいなと思いました。