今年の夏も猛暑となる予想のなか、職場での「熱中症」を防ごうと労働局が対策強化を呼びかけています。
鹿児島労働局は、建設業や林業の労働災害防止団体に仕事中の熱中症対策の強化を要請しました。
記録的な猛暑となった去年、職場での熱中症が原因で全国で30人が死亡、そのうち県内でも2人が亡くなりました。
気象台の見通しによると県内は今年の夏も暖かい空気に覆われやすく平年より気温が高くなる予想です。
猛暑となる見通しのなか、労働局は、「日ごろの健康管理に加え、休憩場所の整備や作業時間の短縮などの徹底」を呼びかけています。
(鹿児島労働局 永野和則局長)「(適切な)服装や水の補給や休憩などをきちんとれるように、基本の徹底を事業者にお願いしたい」
国は6月、職場における熱中症対策の強化を事業者に義務付けるため、労働安全衛生規則を改正します。