梅雨を前に、大雨災害などにいち早く対応するための訓練を鹿児島市が開きました。

訓練は鹿児島市が毎年、梅雨を前に行っているものです。8日は職員ら87人が参加し、「線状降水帯が発生するおそれがある」との想定で避難所開設の手順などを確認しました。

鹿児島市はこれまで線状降水帯に関する情報の発表と同時に市内におよそ240ある避難所のうちおよそ90か所を開けていましたが、7割以上の施設で利用者がいませんでした。

来月から運営を見直し、47か所を「早期開設避難所」として速やかに開くとしています。そのほかの避難所は状況に応じて開設します。「早期開設避難所」は来月各世帯に配られる広報誌などで確認できます。

(鹿児島市 下鶴隆央市長)「いざという時にどういう手段で情報を収集するのか、こういった確認をこの出水期を前に今一度確認をお願いしたい」

平年の梅雨入りは奄美地方は5月12日、九州南部が5月30日です。