物価高で財布のヒモも厳しくなる昨今ですが、スーパーのお総菜が家計の味方となっています。人気が高まっているお総菜事情を取材しました。
お客さん:「良く買いますね。はじめから作ってあったほうが安い。お弁当なら買ったほうが安いかなって」
お客さん:「私は揚げ物が好きですね。油も高いので最近。やっぱり作ると材料買ってお金がかかるので、総菜で済ませられるところは総菜で済ませたい」

長野市のスーパー「ラ・ムー長野店」。
総菜だけで100種類以上のラインナップを揃えています。
ラ・ムー長野店 丸山翔太店長:「コロナがあって物価高で、余計に反響があるかなと」
ちなみに一番人気の総菜は?
4個入ってなんと100円(税抜き)!「昔ながらのコロッケ」です。
ラ・ムー長野店 丸山翔太店長:「1日100パック以上は売れています。4個で108円で売っているところに魅力があると思っています」

なぜこんなに安いのでしょうか?
県内に9店舗あるラ・ムーは、松本市にある拠点で仕入れから加工、配達までを一括して行っていて、去年、この施設を拡大。
それぞれの店舗は、届いた総菜を店頭に並べるだけで、従業員の業務量も減り、製造コストなどもカットしています。
揚げ物の一部は店で調理しますが、基本的には揚げるだけの作業にとどめて効率化を徹底しています。
ラ・ムー長野店 丸山翔太店長:「大量に仕入れて、あと独自のルートとか物流とか会社全体で取り組んでいまして、少しでも安く提供できるようにいろんなところで(企業努力を)している」

たとえばトレーにも工夫が…。
それぞれの商品のトレーのサイズは1種類だけ。柄などもないシンプルなもので、コストをかけていません。
こうして100種類を超えるラインナップが可能になり、物価高で総菜の人気も上昇。売り上げはこの2年で1.3倍、種類も1.5倍に増やしました。
ラ・ムー長野店 丸山翔太店長:「当社は安さが魅力。そういった部分でお客様に提供できれば。極力値上げはしたくないんで、そこは日々頑張っていく」
物価高の影響で高まる節約志向。お得感を感じてもらうべく、スーパーの工夫が続いています。