青森市では、“災害級の豪雪”となった昨シーズンの課題を踏まえ、今年度の除排雪体制の構築に向けた検討会議が開かれました。

検討会議は、持続可能な除排雪の体制を構築するために開かれ、西 秀記 市長や大学教授など5人の有識者が出席しました。

青森市は昨シーズン、2月に150cmの積雪を観測したほか、年末年始の“豪雪”の際などには除排雪などの相談が相次ぎ、その数は過去最多の1万9000件近くに上りました。

有識者からは、1人暮らしの高齢者の除排雪や豪雪で雪捨て場が不足したり、十分に機能しなかった課題が上がりました。

青森市 除排雪検討会議 櫛引素夫 座長
「青森にとっては避けがたい宿命。これだけ長いこと皆が悩み・苦しんできたにもかかわらず、データも対策の方法もあまり見えてこない。新しい悩み方を考えながら進めていくしかないというのが正直なところ」

青森市 西 秀記 市長
「さまざまな意見を頂戴しながら、持続可能な除排雪体制の構築を目指していきたい」

11月に公表を予定する今年度の除排雪の実施計画に反映するため、検討会議は8月までに3回予定されています。