開設18年が意味することは――

開設から18年ということは、預けられた子どもの中には「成人年齢」に達する人もいます。

病院側も「18年」を「ひとつの節目」と捉えています。

預けられた子どもの中には年を経て慈恵病院を訪れて、自分がかつて預けられた「ゆりかご」を見たいという人も少なくないそうです。

慈恵病院は「自らの出自に関することについて病院に何を求めるのか、ひとりひとり違う。本人の気持ちを大切に、丁寧に対応していきたい」と話しています。