鹿児島県出水市の小学校で不審者の侵入を想定した訓練があり、教職員や児童が対処方法を確認しました。
出水市の蕨島小学校では不審者が校舎に侵入したという想定で訓練が行われました。
不審者役の警察官が教室に入ろうとすると、複数の教職員がさすまたを使って距離を取り、不審者を取り押さえました。
また、児童は不審者と遭遇した場合、「ついていかない」「すぐ逃げる」といった対応方法を学びました
(児童)「悪い人たちから逃げる知識を身につけてあらかじめ備えておいた方がいいことを学んだ」
(児童)「(声をかけられたときに)大声が出なかったら、離れたり、近くの人に伝えられるよう頑張ろうと思った」
(蕨島小学校 盛永宏治校長)「迫力ある雰囲気で来られると圧倒される場面もあったが、実際の場面では冷静に対応できるよう準備したい」
県警によりますと、県内でことし1月から3月までに声をかけられたり、つきまとわれたりする事案が156件発生していて、このうち中学生以下への被害は84件だということです。