アメリカのFRB=連邦準備制度理事会は、3会合連続で政策金利の引き下げを見送りました。早期の利下げを求めていたトランプ大統領との溝が一段と深まっています。
アメリカのFRBは7日、3会合連続で政策金利の据え置きを決めました。
トランプ大統領はFRBに対して景気を下支えする利下げをただちに行うよう繰り返し求めていましたが、パウエル議長は▼労働市場が底堅さを保っている一方、▼物価上昇率は目標の2%を上回って推移しているとして、応じませんでした。
記者
「トランプ大統領が利下げを要求したことは、今回の決定や仕事をするうえでの難しさにどの程度影響しましたか」
FRB パウエル議長
「私たちの仕事にはまったく影響しません」
さらに、パウエル議長は「トランプ関税」の影響で「経済の先行きの不確実性はさらに増した」としたうえで、「失業率の上昇と物価上昇の両方のリスクが高まった」と指摘しました。
FRB パウエル議長
「関税の規模・範囲・時期、いつまで続くのか、不確実な部分がとても多い」
一方、ホワイトハウスの高官は、パウエル議長の会見の直後に「物価が再び上昇するとは予想していない」と話し、改めて早期の利下げを求める姿勢を示しました。
経済の現状認識をめぐってホワイトハウスとFRBの間に深い溝があることが改めて浮き彫りになった形で、トランプ大統領がパウエル議長への圧力を再び強めることも予想されます。
注目の記事
「自分は小児性愛者、女の子にしか興味がない」 再婚相手の娘(8)とその友だち(7)2人に性加害 45歳の男は7年前にも同様の事件 事実上”野放し”に

「田舎の造園屋」が魂を込める“105万円の推し活” 同郷の横綱・大の里への愛があふれて社長は本場所の“懸賞金スポンサー入り”を決断

「お昼ごはん、何が食べたい?」と聞かれたら…どう答える?地雷ワードと神ワード 共働き世帯増も、家庭内の役割は変わらず?

「朝起き上がれない…」“なまけ” と誤解されやすい起立性調節障害 不登校の児童生徒の約4割が苦しむ 適切な理解と支援を

「焼け跡で拾った器に入れて運んで、死にそうな人に飲ませてあげた。自分も頂いた」 焼野原で配られた牛乳 ありがたい気持ち今も 80年越しの御礼 広島


世界陸上の競技直後にプロポーズした、されたスロバキア代表選手2人が東京大会は「婚約者」として「同日同時刻」スタート!当時の裏話や東京大会への意気込みを語る
