初夏の熊本・阿蘇を彩る仙酔峡(せんすいきょう)のミヤマキリシマが、見ごろをむかえ、山肌をピンク色に染めています。

標高約900メートルの仙酔峡には、約5万株のミヤマキリシマが自生しています。今が7分~8分咲きで、鮮やかなピンク色の花が山肌を彩っています。

訪れた人たちは写真を撮ったり散策したりして楽しんでいました。

兵庫からの観光客「どうしてもミヤマキリシマが見たくてここに来ました。花が可愛い、健気です。この厳しい環境でこれだけきれいに咲いて」
福岡からの観光客「こんなにきれいに咲いていて、来てよかったと思います。最高です」

ミヤマキリシマはツツジの一種で、九州の火山地帯などに自生する高山植物です。この一帯は、仙人も酔いしれるほど花が美しいことから仙酔峡の名前がついたと言われています。

見ごろは5月中旬まで続きそうです。