長野県木曽町の開田高原では木曽馬の子どもが次々誕生し、牧場を元気に走り回っています。
雪を被った御嶽山を望む開田高原の牧場。

馬たちがゆっくり草を食む「木曽馬の里・乗馬センター」は、木曽馬の飼育や繁殖に取り組んでいます。
今年は2月から出産が始まり、4月28日までに5頭の子馬が誕生しました。
一番小さなオスの子馬は産まれてまだ9日目ですが、連休後半から放牧場に出ると、母馬に顔を寄せたり、走り回ったり元気一杯です。

人間の子どもと同じで走り回って疲れた子馬は一休み。母馬はそばを離れません。
木曽馬の里・乗馬センター 中川剛場長:「無事にまず生まれたということがありがたかったですね。たくさんの頭数が生まれたことによって、またそこから枝分かれして、新しい系統が生まれていくことで(木曽馬の)保存・繁殖には価値がある」
木曽馬の血統を受け継ぐ子馬たちは、夏を過ぎる頃までは母馬と一緒に過ごします。