全国的に感染が広がっている「百日せき」と、大分県内でも患者が確認された「はしか」について、県医師会は7日会見を開き、ワクチン接種を呼びかけました。

(県医師会・石和俊副会長)「接種歴を母子手帳で確認して、接種回数が足りない場合、かかりつけ医に相談してほしい」

百日せきは、激しいせきが特徴の細菌感染症で、乳児が感染すると重症化して死亡するおそれもあります。全国で感染が広がるなか、県内では4月7日から27日までの3週間に24人の感染が報告されています。

一方、はしかは感染力が極めて強く、高熱や全身の発しんが主な症状です。4月に臼杵市に住む10代の女子生徒が感染し、その後、10代の弟も感染が確認されました。家族以外の感染は、報告されていないということです。

いずれもワクチン接種が有効だとして、県医師会は定期接種や接種歴の確認を呼びかけています。