出演者は「まっすぐ帰る」「打ち上げしない」 なぜ?
一方、パレードや演舞台の出演者は、打ち上げもせずまっすぐに帰る、というグループが多かった。

長崎から参加
「日帰りです。打ち上げしたいですけどね、ちょっと時間が。使ったお金は交通費だけ」

博多民踊協会
「舞台が終わった後はそれぞれ解散です。打ち上げはあえて今はしていないです。とりあえず体を休める方が先です」
「もう出たとこ勝負。何万でも使う。一応、金は持って来とる」
話を伺った中で1日に使う予算が最も高かったのは、福岡県内からの来た常連さんだった。缶ビールを片手に満喫している様子。
北九州市から来た男性
「コンビニでこれ(缶ビール)買って。もう年金生活やけん安くせな」
Qきょうの予算は?
北九州市から来た男性
「もう出たとこ勝負。何万でも使う。一応、金は持って来とる」
聞くと、予算は10万円だという。

北九州市から来た男性
「飲み歩いてね、友達がおったらそこで『よし奢るぞ』って」
最も低予算だったのは、福岡市内から訪れた家族連れ。

福岡市東区から来た人
「たまたま仕事が休みだったので来ました。きょうの予算?いやもう帰ろうかなと思って。ゼロ円です」
お金があってもなくても楽しめるのが「どんたく」。
それでも例年200万人が訪れるには理由があるはずだ。
それを突き詰めるべく色々な方に話を聞いたが、一番印象に残ったのは、愛媛からのリピータの言葉だった。
「なんのお祭りかわからんけど、楽しそうなんが楽しい」
すとんと腹落ちした。
RKB毎日放送記者 堺恭佑














