迎えた当日。3校の生徒たちが開店に向け、準備を進めていました。
長野高校 生徒会長 ブリザード世和さん:「お客さんとどれだけ生徒たちが会話を通して関係性を作れるかということが勝負。きょうは販売の意欲というよりかはお客さんと会話を楽しむ、その姿勢を大事にしたい」

フリーマーケットのもうひとつの目的は、地域の人との交流です。
長野吉田高校 生徒会長 松澤怜奈さん「この商品を売りながら地域の人とつながれたらいいなと思っている」

長野西高校 生徒会長 村松駿さん「一人でも多くのお客さんを楽しませるというか、いい商品にめぐりあってもらえればいいなと思う」

「ありがとうございます!」
ブースには続々と客が訪れ、商品を手に取ります。
生徒:「こちら200円。中とかもかわいいですよ」「それにする?オッケー」
生徒たちは、積極的にコミュニケーションを図り、笑顔で接します。
訪れた人は:「これ200円だけど、100円でいいって。半額にしてもらった」
訪れた人は:「若い人ががんばってくれていて、良いことだと思うね」
そんな中、5万円の値段をつけていた目玉商品のアコーディオンに興味を示す人が現れました。
長野高校 生徒会長 ブリザード世和さん:「5万円だったのが、1万円」
客:「8000円にしてもらえたら、買いたいんですけど」
長野高校 生徒会長 ブリザード世和さん:「8000円ですか…間を取って9000円でどうですか?」
交渉の末、8割以上値引きした9000円でお買い上げです!
アコーディオンを購入した人:「(弾いてみて)結構いい音が鳴っていたので、楽しみです」
長野高校 生徒会長 ブリザード世和さん:「長い道のりだったんですが、ここまで仲間と一緒に協力して来られたのが、すごく恵まれた一日になった」
ゴールデンウイークの中心市街地を彩ったイベント。
生徒たちにとっては他校の仲間や地域とのつながりを深めたかけがえのない経験になったようです。

フリーマーケットの売り上げは2日間で17万8000円余り。収益は全額、こども食堂へ寄付されるということです。