今年は太平洋戦争が終わって80年です。
特攻基地があった南九州市知覧町で戦没者慰霊祭が開かれました。

太平洋戦争中、陸軍の特攻基地が置かれた知覧からは439人が出撃し、命を落としました。

終戦から80年の節目となる今年の慰霊祭には、全国各地から遺族らおよそ700人が出席しました。

式では、特攻で父親が戦死した臼田智子さん(81)が遺族を代表して慰霊の言葉を述べました。

(遺族代表 臼田智子さん(81))「尊い犠牲のあったことを忘れることなく、命の尊さを語り継いでいくことを誓います」

(特攻隊員の世話をした「なでしこ隊」 三宅トミさん(95))「このまま平和であってほしいですね」

参列した人々は、特攻隊員の冥福を祈るとともに平和への誓いを新たにしていました。